麻雀講座中級編、攻撃力強化として複合系の牌効率を覚えていきます。
今回は【くっつき暗刻】と【暗刻カンチャン】の効率を見ていきます。
実戦でもよく出てきて、悩みやすい場面なのでぜひ理解しておきましょう。
目次
くっつき暗刻って??
こんな感じかな??
くっつき暗刻(純正)

この形だと、2-5ピン(4+4)4ピン(3枚)合計11枚の強力な3面待ちになるわね。
暗刻カンチャン

暗刻ペンチャン
ケース1

ケース2

くっつき暗刻の【いる】【いらない】
でも、状況によってガラッと変わるの。
例えば、この牌姿なら何を切る??

この場合は、2-5ソウを埋めてのくっつき暗刻三面待ちか、逆でも十分ね。
じゃあ、次はこの牌姿ならどうする?

くっつき暗刻は強力だし、23ピンは流石に効率下げすぎるし・・・
タンヤオも付くし、9ソウ切でどうですか??

でも、この場合【7ピンを使うケース】ってあるかな??




判断基準


他の形との比較

いったいどちらが正しいのでしょうか?
ノベタンや4連形と言われる形で、イーシャンテン時には良いけど最終形としては弱い形ね。
純粋なリャンメンの8枚に比べて、6枚だからね。
じゃあ、暗刻カンチャンは7枚だから、ソウズ切りが良いのかな?

(亜)リャンメン形は、待ちが良いけど筋が掛からない
くっつき暗刻は1枚多く、筋が掛かる
というメリットデメリットがあるから、ケースバイケースってとこね。
上記の牌姿だと、役があるから【6ピン切りのダマで手替わり待ち】も有効だね。だけそ役無しのケースはやはりリーチを打つから、【暗刻の牌が切れているか】【待ち牌に筋がかかっているか】などを考慮した方が良さそうね。
くっつき暗刻の効率を覚える
何切る課題1(暗刻カンチャン)

例えば、この初級問題だとどうかな??

あなたに辞書に【くっつき暗刻】【暗刻カンチャン】の文字を加えて欲しいの。
両面>暗刻カンチャンや暗刻ペンチャン>亜リャンメン≒ノベタン
暗刻カンチャン(ペンチャン)そんなに良くない。
三面待ち≒くっつき暗刻(2つが競合することはありません)
くっつき暗刻は、超強力!!と、いった具合よ!
何切る答え


【1ピン切ったら暗刻カンチャンの7枚が無くなる】
【9ソウ切ったら、カンチャン4枚タンキ3枚、合計7枚】
だからどちらも効率は同じね。
だから正解は、【9ソウ切りよ!】
そう、中級では理屈よりは感覚的に正しい方を覚えると良いわ!
だいぶ考え方が身に付いてきたから、次はこの問題よ!
何切る課題2(純正くっつき暗刻)

【2ピン】切ったら【1-4と2】の11枚無くなって、【8ソウ】切ったら、【7ソウ8ソウ】の7枚無くなりだから、【8ソウ】切りが正解ですね!!
純正くっつき暗刻は強力って事も慣れてきたわね!
これだけ覚えておこう!!
- 何を切ると、何枚有効か!では無くて、何を切ると何枚有効ではなくなるか!
- 純正くっつき暗刻は強力だけど、暗刻カンチャン(ペンチャン)は残す程ではない。
- 純正くっつき暗刻は、最終形にも強い形。
と言うことを押さえておくと良いわよ。
確率考察(上級編)
今回の結果の根拠を示すために、添付しておきますが、実践的ではないので読み飛ばしておいてください。
何切る課題1の確率考察
【1ピン切り】一次受け入れ枚数21枚から38.1%で6枚待ちへ、61.9%の確率で8枚待ち⇒上がり期待枚数7.23枚
【9ソウ切り】一次受け入れ枚数21枚から38.1%で7枚待ちへ、61.9%の確率で8枚待ちへ⇒上がり期待枚数7.61枚
よって、【9ソウ切り】の方が、5.25%上がる確率が高い。
何切る課題2の確率考察
【2ピン切り】一次受け入れ枚数21枚から38.1%で6枚待ちへ、61.9%の確率で8枚待ち⇒上がり期待枚数7.23枚
【8ソウ切り】一次受け入れ枚数25枚から32%で11枚待ちへ、68%の確率で8枚待ちへ⇒上がり期待枚数8.9枚
一時受け入れ枚数で19%、聴牌時期待枚数で23%、46%【8ソウ切り】が強い。
麻雀講座の目次
入門編
麻雀講座入門編~3~牌の組み合わせ方、上がり方を覚えましょう!
麻雀講座入門編~4~牌の組み合わせの名前を覚えよう(飛ばしても大丈夫です)
牌効率、定石、手筋をマスターしよう!
麻雀にも手筋がある。
そのような形を覚えておくことで、実戦での攻撃力アップに繋がります。


