教科書に出てくる何切る問題じゃなくて、ツイッターで見かけた一般の方の何切るにお答えします。
20代前半より麻雀店を経営し、10年以上、来る日も来る日も麻雀を見てきました。
麻雀とは、必ずしも正解があるものではありませんので、あくまでも当チャンネルの一つの考え方であるとご了承ください。
目次
今回のお題
競技麻雀プロの【瑞原明奈】さんの実戦牌姿を、出題者様が見かけてのご質問です。
東1局10巡目、南家の切り番ですね。3,900の横移動がありますが、状況はフラットと考えても良いでしょう。
ドラは【1ピン】です。
ここから何を切るでしょう?
この場合くっつき暗刻は要らない??
ちょうど、前回の記事で【くっつき暗刻は強力】ご紹介したので、この場合はどうなのかを見てみましょう。
くっつき暗刻が要らないケースとして【対子が2つある場合】や【雀頭が決まっている場合】そのどちらもにも当てはまっていますね。
麻雀の何切るが難しいのは、例えば4枚で構成される【くっつき暗刻】の部分は同じでも、他の10枚の形が毎回違うから難しいんですよね。
【前のケースでは要る形だけど】【今回は要らない】と言うことが多々あります。
実際には、【面子の数が足りているか、足りていないか】【頭があるかないか】が大きな分岐点となります。
踏み込むと非常に複雑になりますので、感覚的に説明しますと
4445だとしましたら、【44の部分が頭になって両面になる】+【5の単騎が複合する】から強いんですね。
なので、他に頭があるとその効率はなくなりますから【一つの暗刻面子】として扱う事になります。
タンヤオへの移行はどうなの?
というご質問を頂いたので、お答えしておきます。
西を切ったパターン
西切り後、順子が埋まる

例 打西 ツモ5マン 打西 ツモ7ソウ
西切り後、カンチャンが残る

例 カンチャンが残った場合
西を使う場合
ダイレクトに西引き

【打3ソウ】【西ツモ】
4マン引き

今回もくっつき暗刻の事を意識することによって新たな気付きがありましたので、【頭の片隅に】でも理論が残ってくれていると嬉しいです。
麻雀講座の目次
入門編
麻雀講座入門編~3~牌の組み合わせ方、上がり方を覚えましょう!
麻雀講座入門編~4~牌の組み合わせの名前を覚えよう(飛ばしても大丈夫です)
牌効率、定石、手筋をマスターしよう!
麻雀にも手筋がある。
そのような形を覚えておくことで、実戦での攻撃力アップに繋がります。


