当チャンネルでは
入門編⇒麻雀を知り最低限プレイ出来る
初級編⇒基本を覚え、効率を知る
中級編⇒応用を覚え、押し引きを知る
上級編⇒確率を理解し、理論と実践を融合させる
この様に進んできました(2020年4月1日現在は、すべて執筆中ですが、いずれ完成させますので、フライングして超級編も進めていっております)、確率、効率を追求したのに、最後の超級編でいきなり精神論??と感じるかも知れませんが、それはオカルトではありません。
現代の科学においては、人のメンタルは非常に大切であることは間違いないとされていますが、まずは。最終講座がメンタルであることへの理解をしていただく根拠をしめします。
目次
麻雀とは数理の勝負なのでしょうか?
麻雀って、覚えれば覚えるほど【ツイていない】ときに突入したら嫌になりますよね。
【麻雀とは運では無く実力である】とか【結局はツイている人が勝つ】などと考え方は分かれますね。
運を重視しすぎるとオカルト派と呼ばれ、数理を重視しすぎると説明の出来ない理不尽さと不条理さに当たることになります。
結局、そこに答えはなくていくら数理を突き詰めていっても、【運】がないとは言えません。宝くじを買うと【当たる人】と【当たらない人】が居るわけでそこに【偶然性】以外の要素はありません。
麻雀だって、配牌で4シャンテンだったり、天和だったりします。ドラの数だって違います。それらは単なる運ですね。
麻雀について理解を深めている人は、【確率とは確率通りにいかないのが普通】であり、数理を活かすには対数の法則が働かなければならないと認識していると思います。
しかし、麻雀とはどうしてここまでも確率を裏切り、理不尽で不条理なのでしょうか?
麻雀にふくまれる二面性
まず、ここに気付くことが大事です。
麻雀とは数理的ゲームである一面と、心理戦である一面があります。
おそらく理不尽で、確率をさらに不確かなものにしている要因はここにあります。
簡単な例を上げると、麻雀ってシャボより両面の方が上がる確率が多いの当然ですね?
両面待ち=8枚 シャボ待ち=4枚
ですから当然、2倍両面待ちの方が上がるのが確率的には正しいですね。
しかしながら、皆様もご存知の通り実践的には【両面待ちと字牌待ちは上がれる確率は同等】となっています。
4人打ちではそうなっていますが、3人打ちの場合は牌は重なりやすいですし、警戒されますので両面の方が若干有利ですが。
ともあれ
両面待ちとシャボ待ちの上がり率は8対4ほどの開きはありません。
この理由は簡単ですね、麻雀とは人の心理に大きく左右されるからなのです。
超級編では、メンタルについて読み解いていきますから、そこを理解するのが非常に大切です。
麻雀を覚えてある一定の期間は「鬼のように牌効率を勉強して、牌効率を極めれば勝てる」と盲信してしまう時期もあります。
牌効率とは出来て当然でありながら、覚えたところでそのとおりにはいかない
という事を理解しなければなりません。
安定して成績を残すには常に同じ事を選択しなければならない
特に雀荘メンバーにとっては、安定した成績が必要です。だから、僕の教えは「常に同じ選択肢を取ること」と教えています。
簡単に説明しますと、Coinの表裏をあてるゲームがあります。確実にアベレージを残す方法は常に同じ方を選び続けることですね。10回20回の勝負では偏りますが、100回1000回と繰り返しますとだいたい50%ずつになりますから、一定の方向にかけていれば安心です。(厳密に言うと、どちらにかけても結局は50%ですから同じことなのですが)
これはCoinの場合は50%50%と仮定しているからそうなのですが、麻雀はそうではありません数理上では両面待ちとシャボ待ちは8対4ですから、常に両面待ちを選択することが正しいように思われます。
しかし、上記しましたように実際には三人打ちの場合は、少しの差で両面待ちが有利となりますが、それを知っておけば同様に【自信を持って両面を選ぶ】ことになります。
2役以上の違いがあるときは?
ここでは期待値の計算になりますね。
両面を選ぶとマンガン8000、シャボを選ぶとハネマン12000と仮定します。
上がり確率は両面60、シャボは40とします。
両面=8000×0.6=4800点
シャボ=12000×0.4=4800点
となりどちらでも良いことになります。
(この計算はイメージを掴むために簡略化した例です)
とはいえ、複雑なゲーム理論においては、簡略化して計算しないと成り立たないケースがほとんどなので、なんとなくのイメージでも大丈夫です。
実際に、シャボ待ちの方が打点が高くなる傾向にありますので、明確に2役違う時はどちらでもいいということになります。
本当に同じ事を選択して良いのかじゃんけんで考える
アベレージを残すためには、同じことを選択し続ける必要性を説きました。3人うちに置いても、どちらでも良さそうですが若干両面待ちの方が有利そうですし、シャボが有利になるには【上がりやすい待ち】【打点が高い】という条件がありますから【常に両面待ちを選択することが有利】となりますね。
でも、本当にそうでしょうか?
例えば、じゃんけんに例えましょう。
単純にアベレージを残すためには、常に同じ手を出し続けると良いですね。
ずっとグーとか・・・
でも、それだと相手に読まれるので負け続けますね・・・。
では、グーチョキパーと出し続けてみましょうか?
それでも、読まれると同じですね。
ということは相手に読まれないように同じ手を繰り返す必要があります。
麻雀で言うと、【常に両面を選択することが有効】であるはずなのに、そういう人であると読まれている場合【字牌が当たりにくい】【筋が通りやすい】と読まれることになります。
雀荘での麻雀では特に心理戦が必要
ネット麻雀と、リアル麻雀の大きな違いは【毎回知らない人とするか】【同じ人と何回もするか】です。
だから、ネットでは数理的に強い人は強いと思います、【常に数理的に有利】を選択していれば良いですから。
しかし、リアル対局では【打ち筋を読まれる】事は大きなリスクになります。
僕は【捨て牌読み】は全くしませんが、テンポの変化や打牌の変化は常に感じるようにしています。捨て牌を見ているより、人を見ている方が遥かに情報が多いのです。
そういうことですから、人の打ち筋を知っていることは非常に有利なのです。
ランダムを選ぶとメンタルをやられる
【常に同じ方を選ぶと決める】利点はもうひとつあります。それは、メンタルが守られるという事です。
みなさん、こういう経験はありませんか?
今日は両面が上がれない日だ!
なんて思ってシャボを選択したときに限って
そして、次に両面を選ぶとまたまたシャボ・・・なんてことありますよね。
それ自体は、確率は偏るのが普通で、長い目でみると連続で裏目ばかりを選ぶことはありますので気にすることでは無いのですが、なかなかそこまで割り切れる人はいません。
それを回避する一つの方法が【常に同じ方を選ぶ】事です。
ちぐはぐに選んで5連続外すと、そこに自分の意志が働いている分、病みますが、機械的に同じ事をしているとメンタルのダメージは少ないです。
読まれずにランダム性を持たせることは出来るのか?
以上のことから、読まれる心配の少ないネット麻雀では常に数理的に正しい方を選び続けていれば良いという事になります。
が、リアル麻雀ではそれだとダメですが人間がメンタルやられずにランダムを選び続けるのは難しいという事も分かります。
だから、ランダムに選んでいるようで法則を決めておくのが有効です。
例えばこんな感じです。
基本的には両面を選ぶけどシャボを選ぶケース
- 明らかに2役以上違う
- 両面待ちが2枚切られている
- シャボ待ちが字牌や1,2,8,9になっている。
好みは人それぞれで良いと思いますし、メンツやルールによって微調整が必要です。
このように、両面とシャボの選択に限らずに、リーチの有無、鳴きの有無等々、全て自分の中で決まりを持っていればぶれない麻雀を打ちながらランダム性を保ち心理戦にも強い麻雀を打つことが出来ます。
麻雀とは数理的な勝負と心理的な勝負が織り混ざって行われている競技という事を認識しましょう。
じゃんみかんの成績
#天鳳 82半荘目で三段に昇格しました。
1位率44.5%
2位率42.1%
現在Rが1967なので
特上卓までは、ストレートで昇格する予定です。#強いの証明 には、鳳凰卓まで躓かずに昇格すれば良いのかな・・・と考えています。#麻雀#サンマ最近忙しくてリアルもネットもほとんど麻雀が出来ていません。 pic.twitter.com/16rUjO4FR0
— じゃんみかん (@3jan_mikan) February 13, 2020
麻雀の理論を語ったところで、麻雀の強さを証明することは至難の技です。
そこで、僕は【じゃんみかん】としてネット麻雀の世界に足を踏み入れました。
現在、天鳳三人打ちで上記の成績を残しています。
もちろん、強いと言えるほどの卓ではありませんが(まだ中級卓くらいでしょうか?)これから麻雀を覚えていくクラスの方たちにとっては有益なお話が出来るのではないかと思っています。
特に三人打ちは成績にブレがありますので、一定のレベル同士の戦いになると勝ち続けることは困難です。天鳳でいうと7段越えたくらいでしょうか。そこまではストレートで昇格したいと思っています。
麻雀講座の目次
入門編
麻雀講座入門編~3~牌の組み合わせ方、上がり方を覚えましょう!
麻雀講座入門編~4~牌の組み合わせの名前を覚えよう(飛ばしても大丈夫です)
牌効率、定石、手筋をマスターしよう!
麻雀にも手筋がある。
そのような形を覚えておくことで、実戦での攻撃力アップに繋がります。