役満・・・
麻雀の中では最高の役で、上がった時の嬉しさはひとしおです。
初心者のうちは、役満張って降りることなんて無いでしょう、人の川も見ずに突っ走る。
それで良いと思います。
しかし、麻雀をしているとある一定の時期に「降りるのがカッコいい」と認識をする時期があります。その結果、多くのチャンスを逃す事もありますけれど、その経験も後に生きてきて上達します。
「役満を張って降りる」と言うことは、経験の少ないうちにはしない行為であるでしょうから、時にその様な状況を見けけて「役満張ってるのに降りるなんてカッコいい!」と思う時期もあるでしょう。
でも、それは「降りる行為」がカッコいいと感じるだけでは無くて「その状況」に目を向けなければなりません。
役満張って降りる状況とは
- ツモがない
- 自分が子で親が明らかに高い手
- 点数が必要ない
だいたいこれくらいで、少ない状況です。
①ツモがない
なのに押す人なんていないよね!?って思うかもしれませんが、案外います。そもそも役満が嬉しくてツモが無いことに気付いていない・・・や。出上がり期待、などですが。
中級者以上であれば、相手方もツモがないのに役満気配に振り込んでは来ませんし、上級者になれば、役満相手でなくても終盤に危ない牌は切ってきません。その証に、流局時聴牌率は上級卓の方が低いです。
②自分が子で明らかに親が勝負に来ている時
反対に自分が親の場合、単純計算で48,000点が期待できますので。仮に子供相手に勝負して平均的に満貫を振り込むとしても、6回に一回勝てばプラスになりますね。
しかし、相手が親の場合は、子供の役満32,000点に対し親の満貫は12,000点役満とは元々上がりにくい上に3回に1回勝ってもダメという厳しい結果になります。
更に、役満と分かって親が勝負に来ている!!と言うことは、もっと高い手や待ちが良く上がる確率が高い事を意味しています。
③点数が必要ない
上記の①②であれば、降りても「まぁ、降りるだろう」と分かりますが、このケースが一番「良く降りたな」と感じられると思います。
そして、それは偶然ですが「当たり牌をぴったりと止めて、役満を降りた」状況に成りやすいのがこのケースです。
役満を降りて後悔するケース
麻雀では、結果上手くいくケースもあれば、必ず反対のケースもあります。
みなさんも、経験したことがあるでしょうけれど
「降りたのに、その牌は通って、次順あがっていた。そして更に、人に上がられた」
という良くあるケースです。
役満でも同じケースはありますね。
「降りて当たり牌を止められた」ケースがあればその逆もあります。
それを、自分が降りたことによって後悔するケースとでも名付けると
自分の手が満貫であっても、役満であっても自分が降りたことによって後悔するケースの頻度は同じであると思われます。それなのに、悔しさは役満を逃した時の方が大きいですね。
その様な時は、自分が役満を上がれなかった後悔と・・・失点したショックでけっこうメンタルをやられてその後に響きます。
それであれば、「役満を張っているんだから、降って悔いなし」くらいのスタンスの方が良いかもしれません。
ネット麻雀だと、実質的に降って失うものは無いので、少ないチャンスの役満を最後まで追い求めるほうが楽しいでしょう。
麻雀講座の目次
入門編
麻雀講座入門編~3~牌の組み合わせ方、上がり方を覚えましょう!
麻雀講座入門編~4~牌の組み合わせの名前を覚えよう(飛ばしても大丈夫です)
牌効率、定石、手筋をマスターしよう!
麻雀にも手筋がある。
そのような形を覚えておくことで、実戦での攻撃力アップに繋がります。